ワクチン・予防接種の役割

予防接種とワクチン

予防接種・ワクチン･･てなに?

一般的なワクチン・予防接種のスケジュール

予防接種をどのように進めてゆくのか?

ワクチンの種類が多くて、どのようにお子さまの予防接種を進めてゆくかわからない方が多いのではないでしょうか?最近ワクチンの種類が増え、さらに毎年のように受け方が変わっていますので、医療スタッフでも混乱することはよくあります。そこで、まず生後2か月になったら受診して初めてのワクチンを受けましょう。

ワクチンの種類と接種方法

定期接種とは?

特に予防をする必要の高い病気では、公費（つまり無料）で予防接種することが義務付けられています。
それらでは決められた年齢でないと公費での接種が認められないので、注意を要します。
定期予防接種には以下のものなどがあります。

• ロタウイルス
• ワクチン
• B型肝炎ワクチン
• 5種混合ワクチン
• 小児肺炎球菌ワクチン
• BCG
• 麻しん風しんワクチン
• 水痘ワクチン
• 日本脳炎ワクチン
• 2種混合ワクチン
• 子宮頸がんワクチン
• （高齢者では新型コロナワクチン、インフルエンザ・ワクチン、肺炎球菌ワクチン）

（詳細は母子手帳や予防接種手帳、日本小児科学会ホームページ等で確認してください。）

任意予防接種とは?

希望者を対象とした予防接種で、原則的には有料です。しかし、おたふくかぜワクチンやインフルエンザ・ワクチンなど接種が望ましいものがたくさんあります。
地方自治体によっては助成金制度のある場合がありますので、母子手帳などで確認するか医療機関に問い合わせてください。（姫路市ではおたふくかぜワクチンの助成制度があります。）
また海外に行かれる場合、対象国によっては狂犬病、A型肝炎などが必要になることがあります。

乳幼児の健診について

乳幼児の健診は、乳幼児の発育と栄養状態の確認、先天的な病気の早期発見、予防接種の時期や種類の確認など、必要な項目を成長の節目で定期的にチェックします。定期健診と任意健診に分けられており、定期健診は公費（無料）で受けることができますが、任意健診はご希望に応じて有料で行われます（自治体によって無料券が配布されることもあります）。
赤ちゃんの成長発達には個人差があります。保護者の方に注意しなければならないこと、心配する必要のないことなどをお伝えし、育児に関する不安や疑問を解決していただき、育児を支援していくことも健診の大きな目的です。日頃から気になっている育児上の悩みや心配事などがありましたら、ぜひこの機会に気軽にご相談ください。
乳児後期健診は、当院で受けていただける個別の定期健診（無料）で、対象期間は生後9か月から1歳の誕生日の前日までとなっています。なお、4か月児健診、1歳6か月児健診、3歳児健診の定期健診は「保健センター」にてお受けください。対象となるお子さまには自治体からご案内があります。

定期健診（みんなが受ける健診で原則的に無料です）

• 姫路市では4か月健診と10か月健診を病院や診療所で受けます。
• 1歳半児健診と3歳児健診、姫路市から通知があり市内の保健所や保健センターで受けます。
• 定期健診は、育児やお子さまの発達、体のことなど色んな悩みを相談する場でもありますので、心配ごとを予めメモしてゆくといいでしょう。

（自治体により受ける時期や受診医療機関が異なりますので要注意。）