てんかん・けいれん|山陽電鉄西飾磨駅より徒歩15分|藤原小児科クリニック

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てんかん・けいれん

てんかん・けいれん|山陽電鉄西飾磨駅より徒歩15分|藤原小児科クリニック

熱性けいれん

熱がある子供の額に手をあてる

こどもは大人に比べてけいれん(ひきつけ)を起こしやすく、特に生後6か月~6歳のこどもでは熱が出た時によくみられ、そのほとんどは「熱性けいれん」です。わが国ではこどもの5~8%ぐらいでみられ、多くは小学校に入るころにはみられなくなります。
一般的には38℃以上の発熱にともない突然全身のけいれんが起こり一時的に意識がなくなりますが、たいていの場合2~3分でおさまり、その後意識も徐々に戻ってきます。多くの方は1~2回ですみ、将来的にてんかんや知的障害などの後遺症をおこすことはまれです。

けいれんの時の対処のしかた

  1. 多くの場合は数分でおさまり、生命に危険を及ぼすことはほとんどありませんので、あわてず冷静に対応してください。
  2. けいれんが始まったら、転倒してケガしないようにあお向けか横向けに寝かす。
  3. 衣服のボタンをはずし、ベルトやネクタイをゆるめる。
  4. けいれん中に箸やスプーンなどの硬いものを口に入れない。口を切りそうなら、タオルやハンカチなどの柔らかいものを入れる。
  5. けいれんが止まったら、ゆっくり休める場所に移動する。

どんな時に救急受診が必要か?

  1. けいれんが始まって5分たっても、おさまりそうにない場合。
  2. けいれんがくり返す場合。
  3. けいれんが止まっても顔色が悪い場合(チアノーゼ)や、意識がもどらない場合。

熱性けいれんの予防

ほとんどの熱性けいれんでは薬での予防は必要ありませんが、以下のリスクが2つ以上ある場合は、抗けいれん薬で予防をすることがあります。かかりつけ医と相談して決めてください。

  1. 体の一部あるいは半身のけいれんや、24時間以内にくりかえす場合
  2. もともと脳や神経に異常がある場合
  3. 家族内に熱性けいれんやてんかんの方がいる場合
  4. 0歳児でのけいれん
  5. 発熱して1時間以内のけいれん
  6. 38℃未満でのけいれん

熱性けいれんと間違いやすいもの

  1. 悪寒戦慄(おかんせんりつ)

    発熱にともなって手足や全身がふるえることがよくあり、この場合はけいれんと違い長引くこともありますが、意識があり目が合うのが特徴です。体温が急上昇する時によくみられますが、たいていは様子をみるだけでいいです。

  2. 良性乳児けいれん、胃腸炎にともなうけいれん

    発熱がなくても熱性けいれんのようなひきつけがみられることがあります。くり返すことが多いので、受診してください。

  3. ドラべ症候群

    通常の熱性けいれんにくらべ、長引くけいれん(重積)がくりかえすのが特徴です。早期からの抗てんかん薬による治療が必要です。

てんかん

どんな病気?

てんかんは赤ちゃんから老人まですべての年齢でみられ、頻度は全人口の5~7%ぐらいと比較的ありふれた病気です。しかし一般的に知られていないことや誤解されている点が多い病気でもあります。例えば症状はけいれんだけではなく色んな症状を起こしますので、最初はてんかんと気付かれないことがよくあります。特にこどもでは年齢により(乳幼児、小学生、思春期など)てんかんの種類や症状が違います。10秒くらい止まったままボーとするだけ、朝起きてすぐにものを落とす、眠っていて口をペチャクチャさせる・・・、などはよくみられるこどものてんかんです。ただ、いずれのタイプでもてんかんで共通する特徴は以下になります。

  1. くりかえすが、発作症状はいつも同じ。
  2. 熱のないときでも発作がみられ、特に直前に引き金のないことが多い。
  3. てんかん発作のないときは、まったく健康な人と変わりがありません。
  4. 原則として抗てんかん薬で治療する必要がある。

どのような経過をとるの?

受診

ひょっとして「てんかん」かもと思ったら診察を受けましょう。
治療が特殊な病気ですので、専門的治療を受けるため日本てんかん学会専門医などを参考に治療経験の豊富な施設を受診されることをお勧めします。

診察と検査

発作症状や脳波検査を参考にして、「てんかん分類、発作分類」に従った治療を受けることになります。

脳波検査は当院で行っております。

服薬と経過観察

発作が完全に無くなるまで、その方にふさわしい薬を探して治療をします。初めての薬で発作が消えることもありますが、2剤目、3剤目・・・と変えることで消えることもよくあります。およそ7~8割の方は薬で発作がみられなくなります。

断薬

てんかん発作が3年ぐらいみられず、脳波検査でもよければ数か月かけて薬を徐々に減らしたのち薬を止めます。これを断薬といいます。ただせっかく断薬しても2割ぐらいの方が再発しますので、しばらくは脳波検査のフォローをします。

生活

発作症状によっては、入浴、水泳や運動、自転車や自動車の運転、旅行、就職、妊娠・分娩などで注意の必要なことがあります。これらは発作の出方による個人差が大きいですので、個別に相談が必要になります。

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